中東ビジネス最新情報 ・2017年10月15日

UAEにおける炭酸飲料、スポーツドリンク等への「物品税」続報

先日、こちらの記事でお伝えしたタバコやエナジードリンクへの課税ですが、10月1日からの施行にあたり先日、具体的な商品リストが公開されました。







具体的な商品リストはUAEの主要紙、Khaleej Timesのウェブ版記事に掲載されています。
※リスト原本はUAE Federal Tax Authorityのウェブサイトでも公開されていますが、ユーザー登録とログインが必要です。






これによると、従来の記事等で報じられていたエナジードリンクや炭酸飲料、タバコのほかにスポーツドリンクやビタミン飲料等もこの税金の対象となっています。

また、今回の課税は生活習慣病が社会問題化するUAEで国民の健康を増進する目的もあったとされていますが、カロリーゼロの炭酸飲料も課税対象となっていることが分かりました。
例えば、ダイエットコーラなどのジュースがリストアップされているようです。スパークリングミネラルウォーターについては、UAE Federal Tax Authorityによると対象外となっています。
(一部スパークリングミネラルウォーターがKhaleej Times掲載のリストには挙がっているようですが、実運用においてはUAE Federal Tax Authorityの声明通り除外されるものと考えられます。)
また事前の情報通り、タバコや葉巻も課税対象となっています。これらは輸出時に100%の関税が課税された後、さらに300円程度の物品税が課されることになるため、かなり割高になってしまうことでしょう。


日本メーカーの商品では、以下のものが対象としてリストアップされています。
メーカー名 商品名
大塚製薬 ポカリスエット
オロナミンC
POKKA ビタエネC
DYDO エナージム
先ほどのゼロカロリー炭酸飲料とは逆に、一部で流通している日本産のラムネ飲料などは、現状では課税対象としてリストアップされていないようです。
今後、規制がより詳細化・厳格化される可能性はありますが、コーラなどの代表的な炭酸飲料が値上がりしている状況では、こうした商品にとってチャンスが訪れているということもできるかもしれません。

今回の物品税のほかにも、2018年から導入されるVATについて具体的な規制内容や罰則等も次第に明らかになるなど、UAEではここのところ税金関係の動きが大きくなっています。
本コラムでも、こうした制度情報は常にアップデートするようにしてまいります。


ksn Research&Consultingでは、今回の記事でご紹介した税制関連だけでなく、ドバイや中東での法規制等、さまざまな市場環境のリサーチ・調査を得意としております。
弊社のノウハウを活かした市場調査や事業戦略立案等に関心がございましたら、ぜひ一度お問合せください。



Copyright© 2020 ksn Reserch & Consulting. ALL Rights Reserved.