中東ビジネス最新情報 ・2020年12月23日

UAEにおいて中国製コロナウイルスワクチンが認可

アラブ首長国連邦(UAE)のMinistry of Health and Prevention(保健予防省:MOHAP)は2020年12月9日に中国の北京生物制品研究所が開発した新型コロナウイルスワクチンの同国での登録を認可したと発表しました。同研究所は、中国医薬集団(Sinopharm)傘下のCNBGが保有しており、2020年7月には、UAEのアブダビに拠点を置く人工知能、クラウド、スーパーコンピューティングのリーディングカンパニーであるG42のグループ会社であるG42 Medicalと協業し、新型コロナウイルスに対するワクチンの第3相試験を世界で初めて開始したことがニュースになっていました。第3相試験においては、UAE国内において、125の国籍の3万1,000人のボランティアに対してワクチン接種が行われ、86%の有効性を確認し、安全性に対する深刻な懸念はないと報じられていました。

また、アブダビにおいては、ホープコンソーシアムと呼ばれる主要なアブダビとグローバル企業による新型コロナウイルスに対するワクチンのグローバルロジスティックスハブの設立が準備されています。アブダビのDepartment of Health(保険局:MOH)のチェアマンである、Sheikh Abdullah bin Mohammed Al Hamed氏は、「ホープコンソーシアムは、アブダビがこの世界的に大流行している病を乗り越えるためのソリューション、機能、能力を提供する上で、いかに世界をリードしているかを示す好例です。UAEを拠点とする官民パートナーシップのすべてのプレーヤーが連携し、国内市場へのワクチン供給を保証する一方で、国際政府、非政府組織、ワクチンサプライヤーに対して、航空貨物、地域の保管、温度監視から在庫管理まで、サプライチェーンのすべてのステップにわたってまとまりのあるソリューションを提供する。」と述べています。

UAEは国家開発計画である「UAEビジョン2021」において、成長戦略の柱となる6分野の1つとして医療分野を掲げており、UAEを世界のヘルスケアイノベーションハブとすることを目標に、ドバイやアブダビでそれぞれヘルスケアの研究開発に特化したフリーゾーンを運営する、研究機関を立ち上げる等、多様な形で 官民双方の研究開発の支援を行っており、新型コロナウイルス以外の先端技術開発にも今後、力を入れていくと考えられています。

ksnコーポレーションでは、ドバイ政府機関との提携関係の下、UAEや中東市場における各種規制の調査から参入戦略の立案、現地パートナー候補のご紹介、展示会出展のサポートといったご支援をさせて頂いております。UAE及び中東地域への進出や販路開拓にご関心をお持ちの企業様がいらっしゃいましたら、是非お気軽にお問い合わせください。

参考文献:
WAM通信 (https://wam.ae/en/details/1395302893589, https://www.wam.ae/en/details/1395302890036)


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