中東ビジネス最新情報 ・2020年9月8日

UAEにおいてプレゼンスを増す中国 国公立中華系学校をドバイに設立

2020年9月1日より、ドバイにおいて、世界で初めて中国国外に設立された国公立の中華系学校が開校しました。同校は、”Chinese School Dubai (CSD)”という名称で、800人程度の生徒のキャパシティに対応する校舎をドバイのミルディフ地区にて建設、最大で1,800人の生徒にまで対応できる拡張計画も現在、検討されています。

CSDは世界初の中国による国公立中華系学校であり、カリキュラムは基本的に中国国内における教育カリキュラムに準ずるが、それらに加えて、各生徒はUAEの教育カリキュラムに準じて、アラビア語を第2外国として学ぶほか、イスラム教、モラル教育等を受けることが可能になっています。初年度の2020年9月度は、新規の生徒数が200名、教員数が38名となっており、うち7名は中国の杭州市より派遣されてきている教員とのことです。

同校の開校にあたり、Dubai Sports Councilの会長であるSheikh Mansour bin Mohammed bin Rashid Al Maktoum氏は、ツイッターで「私たちは、中華民国とアラブ首長国連邦の間の友好と協力の絆の深さと強さを反映する一歩として、ドバイに中国国外で最初の中国国公立学校を開設することを歓迎する」とのツイートを行い、同校の開校を歓迎しています。

現在、ドバイには30万人の中国人が居住していると推定されています。在UAE中国領事のLi Xuhang氏は、本プロジェクトについて、「こうした国公立の中華系学校の開設により、ドバイで中国国内の教育カリキュラムを高いレベルで受けられる環境が整い、中国の優秀な人材がUAEへどんどん進出し、子供を育てていく未来が訪れやすくなるだろう。結果、本プロジェクトはUAEと中国双方にとってWin-Win状況を生み出すプロジェクトであると考えている」と、現地紙にコメントしています。

UAEでは、例年、春節時には中国人観光客が大挙して訪れる等、中国のプレゼンスは消費者としても、事業者としても日に日に高まっている状況と言えます。1つ1つのプロジェクトに中国企業が参入してくるという状況はもちろんですが、そういった企業を増加させるため、国を挙げて環境整備を積極的に行う中国政府の動きにも、今後注目する必要があると考えられます。

参考:
The National紙(https://www.thenational.ae/uae/education/dubai-s-first-chinese-school-to-open-in-september-1.1052338

Gulf News紙(https://gulfnews.com/uae/first-chinese-public-school-outside-china-opens-in-dubai-1.73559591


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