中東ビジネス最新情報 ・2022年9月8日

UAEの鉄道開発に関する最新情報

アラブ首長国連邦(UAE)にはこれまで発達した鉄道網が無く、非常に限られた鉄道システムのみが存在していました。そんな中、UAEは今後50年にわたる成長に向けた国家プロジェクト「Project of the 50」の一環として、7つの首長国にある11の都市を鉄道で結ぶ全長1,200㎞に及ぶ全国鉄道プロジェクトを発表し、2022年3月にはアブダビとドバイを結ぶ全長256㎞にわたる線路が完成しています。

アブダビとドバイを50分で結ぶ256㎞の道のりには、29個の橋と60個の踏切があり、現在すでに貨物輸送限定で列車の運行が開始されています。また、旅客輸送は2030年までに運行開始すると予定されています。
エティハド鉄道のインスタグラムでは、時速約200㎞で走行し、ドバイ・アブダビ間を50分で、アブダビ・フジャイラ間を100分で結ぶ、1車両あたり最大400人の旅客を乗せる旅客車両のビデオが公開されています。

アブダビの最西端に位置する町、グワイフートからフジャイラ港までを結ぶ鉄道開発プロジェクトの工事は現在約70%ほど完了しており、エティハド鉄道は次の第二期工事に関する計画も発表しています。
第二期工事ではさらに4つの路線を広げ、グワイフートからカリファ工業団地、カリファ湾、ジュベル・アリ湾、ドバイ、シャルジャ、ラス・アル・カイマを経て、UAE東海岸のフジャイラまでアラブ首長国連邦全域を結ぶ予定です。

この鉄道プロジェクトにより、UAEでは二酸化炭素排出量が約70~80%ほど削減できる予定で、また、9,000人以上の雇用が創出される予定となっています。2030年には、鉄道の年間利用客が3,650万人に達すると予想されています。
UAEにおいて各首長国間で鉄道がつながることにより、都市間移動の利便性が向上し、社会経済のさらなる発展が後押しされることは間違いありません。
UAEが鉄道開発を通じてどのような発展を遂げるのか、今後の展開に関心が寄せられます。

ksnコーポレーションでは、ドバイ政府機関との提携関係の下、UAEや中東市場における各種規制の調査から参入戦略の立案、現地パートナー候補のご紹介、展示会出展のサポートといったご支援をさせて頂いております。
UAEへの進出や会社設立にご関心をお持ちの企業様がいらっしゃいましたら、是非お気軽にお問い合わせください。

参照記事:https://www.timeoutabudhabi.com/news/etihad-rail-update-2022
エティハド鉄道:https://www.etihadrail.ae/

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