中東ビジネス最新情報 ・2022年7月21日

近年注目を浴びるUAE初の公式ラクダ乗りスクール

アラブ首長国連邦(UAE)のドバイから約20㎞ほど郊外にあるアル・マルムーン砂漠に、ラクダ乗りを専門とするスクール「アラビアン・デザート・キャメル・ライディング・センター(Arabian Desert Camel Riding Center (ADCRC))」があります。同校は、国内で初めてUAE政府より認可されたスクールになります。

ラクダはUAEにおいて数千年前の昔から、荷物を運ぶ「砂漠の船」として活躍してきました。近年は、ラクダレースが人気を博しており、レースシーズンには毎週末にレースが開催され、住民だけでなく世界中からの観光客もレース場に足を運んでいます。このようにUAEは歴史的にも文化的にもラクダとの強い繋がりがある一方で、ラクダ乗りを専門とする学校は少なく、また、ラクダは伝統的に男性の乗り物であるという文化があるため、ADCRCの創設者の一人が女性であるということで注目を浴びています。

創立者の一人であるクロッケンバーガーさんは、自身が女性であるがゆえにラクダ乗りを学ぶ場所がないことを機に、誰でもラクダ乗りを学べるスクールを2021年1月に設立するに至りました。女性がラクダ乗りを教えているという注目をきっかけに多くの人々の関心が集まり、スクール生が増える中、女性のメンバーが予想以上に増え、今では女性がメンバーの大半を占めています。クロッケンバーガーさんは女性でもラクダに乗れるということを証明するために、「私たちが公認されたことは、とても重要な意味を持ちます」と述べています。

女性でもラクダに安全に乗り、走ることが出来るということを地域社会に示すことに成功したクロッケンバーガーさんは、かつてベドウィン(アラブの砂漠に住む遊牧民族)であった首長国の女性たちが、アラブの伝統と共存するラクダの重要性を再認識するきっかけになったとし、スクールが文化を再発見する場としても機能していると述べています。

またADCRCは、ラクダ乗りのレッスンを提供するだけでなく、2021年11月にはUAEで初めて、政府公認の女子ラクダレースを開催し、2022年もレースを開催する予定にしています。レースチームのメンバーは乗馬経験のあるメンバーで構成されており、ドイツ、アイルランド、ニュージーランド、ポーランドなどの国際色豊かな選手たちが集まっています。

ADCRCには、ラクダに乗ると心が癒され、ポジティブなエネルギーにあふれると話す受講生も多いそうです。クロッケンバーガーさんはそれを「瞑想の一種」であると表現しています。ADCRCでは、女性、現地の方、観光客、若い人からお年寄りまで、誰でもラクダ乗りのレッスンに参加することが出来ます。ドバイを訪れる際は現地での“To-Do”リストに追加してみるのはいかがでしょうか。

ksnコーポレーションでは、ドバイ政府機関との提携関係の下、UAEや中東市場における各種規制の調査から参入戦略の立案、現地パートナー候補のご紹介、展示会出展のサポートといった支援をさせて頂いております。UAE及び中東地域への進出や販路開拓にご関心をお持ちの企業様がいらっしゃいましたら、是非お気軽にお問い合わせください。

参照記事:https://edition.cnn.com/travel/amp/women-led-camel-riding-school-dubai-spc-intl/index.html



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