中東ビジネス最新情報 ・2022年5月10日

ドバイ、電動スクーターの運転許可書導入へ

2020年10月からドバイにおける渋滞解消を目的とした取り組みの一環として試験運転が開始された電動スクーターは、手軽に移動できる手段として人気を集めています。そんな中、近年の利用者増加に伴い、電動スクーターに関わる事故が増加していることを踏まえ、ドバイ道路交通局(RTA)は既存ルールの強化や、RTAが発行する運転許可証の取得を義務付けることを発表しました。

RTA発行の利用許可証は4月28日よりオンラインにて申請、取得が可能となりました。許可書の取得には、RTAのウェブサイトで公開されているトレーニングコースを受け、合格することが必須です。トレーニングコースでは、電動スクーターの走行可能な道路や区域、電動スクーターのスペックや取り扱いの説明、また交通ルールに関するレッスンも含まれています。また、運転許可書を持たずに電動スクーターを使用したことが判明した場合は、200ディルハム(約7,000円)の罰金が科せられます。

ドバイには約2,000台におよぶレンタル電動スクーターが用意されており、一部の道には電動スクーターおよび電動自転車専用のレーンもあります。アラブ首長国連邦のナショナルニュースによると、電動スクーターや電動自動車などを含む電気を使った乗り物の利用拡大の移行は、UAEが掲げる2050年までのエネルギー戦略の中でも重要な施策として位置付けられており、これらの電動の乗り物の推進によって2050年までに7,000億ディルハム(約25兆円)の費用削減効果があるのではないかと述べています。また、50万回以上に及ぶ走行試験の結果、電動スクーターはバスやタクシーなどに代わる個人の移動手段として、目的地までの短距離移動の際に使われるだけでなく、駅やバス停までのちょっとした距離の移動にも便利な移動手段として、サステナビリティ(持続可能性)活動への貢献を証明しているとも語っています。

RTAは引き続き電動スクーターに関する規制による安全性の推移を監視していく予定で、便利な移動手段として、安全で環境にやさしい移動手段として確立できるよう取り組んでいく方針です。ドバイは2050年までに二酸化炭素排出量を70%削減するといった目標達成を目指しており、そのためにグリーン経済を推進するにあたり、様々な取り組みを導入しています。環境関連は引き続き注目される分野の一つとなっています。

ksnコーポレーションでは、ドバイ政府機関との提携関係の下、UAEや中東市場における各種規制の調査から参入戦略の立案、現地パートナー候補のご紹介、展示会出展のサポートといったご支援をさせて頂いております。UAEへの進出や会社設立にご関心をお持ちの企業様がいらっしゃいましたら、是非お気軽にお問い合わせください。

参考記事:https://www.thenationalnews.com/uae/transport/2022/04/26/e-scooter-riders-in-dubai-can-apply-for-online-permits-from-thursday/



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