中東ビジネス最新情報 ・2021年12月14日

UAEが2022年からの週休2.5日化を発表

アラブ首長国連邦(UAE)政府は12月7日に、2022年からの週休2.5日制への移行を発表しました。これと同時にこれまで金曜日と土曜日だった週末の休日が、土曜日と日曜日に変更されます。この新たな制度では、平日となる月曜日から木曜日は1日8時間労働に、そして金曜日は4.5時間労働となります。このニュースは日本でも主要メディアによって取り上げられ、大きな話題を呼んでいます。

この発表が出されてから1週間が経過し、それに付随する様々な報道が地元紙を中心になされており、連日大きな注目を集めています。例えば、UAEを構成する首長国の1つであるシャルジャは週休3日制の導入を発表しました。こうした状況の中で、多くの人々の関心は、この週休2.5日制が誰に適用されるのかということに集まっています。

良く知られていることですが、UAEは自国民比率が2割弱程度と非常に低く、この少数の自国民のほとんどは公務員として働いています。今回の発表は、基本的にはこうした公務員(≒自国民)を念頭に置いたものであり、一般の民間企業にもこれが適用されるのかは不透明な状況です。しかし、現実的に考えると、全ての民間企業が来年から週休2.5日制に移行すると言うのは社会構造上無理があり、実際にUAEの人事・エミラティゼーション相は12月13日に、民間企業に対しては従業員の休日を選択する柔軟性を与えるという発言をしています。

したがい、UAEの民間セクターにおいては週休2.5日制の普及に時間がかかりそうですが、一方で週末を土曜日と日曜日に移行することについては、特に中東以外の諸外国との取引が多い企業から歓迎の声が上がっています。UAEは中東地域のハブの座をサウジアラビアなど周辺国によって脅かされようとしているため、こうした世界標準への移行を打ち出すことによって、今後もその座を維持しようという狙いがあるものと考えられます。

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