中東ビジネス最新情報 ・2021年10月12日

UAEが2050年までのネットゼロ達成目標を発表

UAE政府は10月7日、ドバイ万博にて”UAE Net Zero by 2050 Strategic Initiative”を発表しました。これはその名の通り2050年までに温室効果ガスの排出ネットゼロを目指したもので、この達成のため、UAEは今後再生可能エネルギー分野に6,000億ディルハム(およそ18兆円)という巨額の投資を行うことも同時に発表されました。

https://www.khaleejtimes.com/uae/expo-2020-dubai/uae-aims-at-net-zero-emissions-by-2050

世界の動向を見渡すと、アメリカ、EUそして日本などの国々が今回のUAEの発表と同じく2050年までに、中国は2060年までのカーボンニュートラル/ネットゼロを達成する目標を打ち出していますが、UAEが産油国であることを考えると、今回の発表がいかに壮大なものであるかが理解できると思います。

地元紙によると、UAE最大の首長国であるアブダビの温室効果ガスの約27%は発電、22%は石油産業、25%は他の産業、17%は輸送、7%は廃棄物、2%は農業で排出されているそうです。今後はこれらの排出量をいかに減らし、また二酸化炭素回収などを進めていくかがカギとなります。

そこで分かりやすいビジネスチャンスとして浮上してくるのが、再生可能エネルギーの有効活用のための技術(蓄電など)と、水素社会の実現に向けた技術及びインフラ開発/導入ということになります。UAEは世界に対する発信力が高い国であるため、今後こうした先端技術のフィージビリティ・スタディやテスト導入といったことがこれまで以上に実施され、その成果が世界にアピールされていくことになるものと考えられます。

ksnコーポレーションでは、ドバイ政府機関との提携関係の下、UAEや中東市場における各種規制の調査から参入戦略の立案、現地パートナー候補のご紹介、展示会出展のサポートといった支援をさせて頂いております。UAEや中東地域への進出や販路開拓にご関心をお持ちの企業様がいらっしゃいましたら、是非お気軽にお問い合わせください。



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