中東ビジネス最新情報 ・2018年7月7日

活性化するUAEのEC市場

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UAEでは過去数年でオンラインビジネスが急速な広がりを見せ、高級ブランドはもちろんのこと、ランボルギーニなどの高級車もインターネットを通じて購入できるようになりました。
2014年のeコマース市場は25億ドル規模でしたが、2018年には100億ドルにまで成長し、2020年には200億ドルを見込まれています。

2017年にエマール・プロパティーズのムハンマド・アル=アッバール チェアマンによってローンチされたnoon.comは、この度eBayとパートナーシップを提携し、Amazonを後ろ盾に持つSouq.comに対抗してプラットフォームを強化することを発表しました。
このタイアップにより、下半期内にはUAEやサウジアラビアで米国など他国の製品を購入できるようになるとしています。

eBayやamazonの中東市場への参入は、若い人口構造や、スマートフォンの普及率の高さが牽引しており、昨年amazonが680万ドルでsouq.comを買収したことによりeコマース市場のシェア争いは熱を帯びています。
しかしその一方で、UAE内のショッピングモールは変わらず人気があること、また、クレジットカード詐欺の懸念からカードでのオンライン決済を行わず、代金引換払いで決済をする人が多いことも特徴です。




     Dubai CommerCity





(写真 http://mma.prnewswire.com/media/592957/DAFZA_Dubai_CommerCity_Project.jpg)
昨年、アラビア湾エリアのeコマース市場の活性化を促進するため、Dubai Airport Freezone Authority (DAFZA)に27億ディルハム規模のeコマースフリーゾーンを創設すると発表がありました。
Dubai CommerCityと呼ばれるこのプロジェクトは、オフィスビル13棟、207,000平方メートルの物流設備、4,000台の駐車スペースを含む総面積427,000平方メートルを有し、国際的なeコマースのプラットフォームとなることを目指しています。

そういったビジネスにご興味がございましたら、是非お問い合わせください。


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