中東ビジネス最新情報 ・2019年3月8日

中東版コミコンが今年も開催されます。

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およそ1か月後の4月11日から13日にかけて、ドバイ世界貿易センター内で中東最大のコミコンMiddle East Film & Comic Conが開催されます。
2014年から毎年開催されている本イベントは、今年で6回目となります。
昨年は25の国と地域から45,000人が来場し、400以上の団体が出席するなど、中東の地でもポップカルチャーの勢いには目を見張るものがあります。
今年は、コスプレ会場、ブース出展、ステージでのシネマトークセッション、メインステージでのライブ、そしてアリーナでのeスポーツ大会など様々なコンテンツが用意されています。

UAEではスーパーマンやバッドマンに代表されるDCコミックスや、アイアンマン、スパイダーマンなどのコンテンツを有するマーベル・シネマティック・ユニバースなどが人気ですが、日本のアニメへの人気も高くなっています。
サッカー漫画でおなじみの「キャプテン翼」は「Captain Majed」としてUAEの中では子どもから大人まで広く有名になっており、ダウンタウンドバイのドバイ・モールに店舗を構える紀伊国屋書店ではアラビア語翻訳されたキャプテン翼が多く売られている様子が見られます。
またUAEではテレビ放送だけでなくオンラインストリーミングサービスの普及により、「NARUTO」や「ONE PIECE」、「進撃の巨人」など比較的新しいアニメを視聴できるようになり、日本のアニメの浸透が進んできています。

Middle East Film & Comic Conを主催するイベント会社インフォーマ(Informa)のスージー・パレット(Suzy Pallet)氏は昨年のインタビューで「中東は未開発の巨大市場だ。」と述べ、更に「他の地域と全く同じように、特に若い世代はアニメやコミックで育ち、こうしたものを愛する大人になった。」と指摘しており、ここからも今後についてもポップカルチャーひいては日本のアニメ、マンガ需要は高くなっていくものと考えられます。
このように、ポップカルチャーを通じて日本とUAEは親交が深まりつつあり、今後の更なる展開が非常に楽しみとなっています。

ksnコーポレーションでは、ドバイ政府機関との提携関係の下、UAEやアブダビ政府にも幅広いネットワークを持ち、UAE・中東市場における各種規制の調査から参入戦略の立案、現地パートナー候補のご紹介、政府に対する働きかけのサポートといったご支援をさせて頂いております。UAEへの進出や販路開拓にご関心をお持ちの企業様がいらっしゃいましたら、是非お気軽にお問合せください。


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