中東ビジネス最新情報 ・2017年5月14日

ドバイでコミコン2017が開催 -サブカルチャーの普及・浸透-

ドバイでは、Middle East Film & Comic Con(以下、コミコン)と呼ばれる催事が2014年から毎年開催されています。
コミコンは、テレビドラマ、映画、テレビゲーム、カードゲーム、コミックスなどのポップカルチャーに加え、音楽やコスプレ関連のイベントが開催されるなど、幅広い内容がカバーされており、 2017年は4月7日から9日までの3日間で約7万人の集客がありました。

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画像:Middle East Film & Comic Con 2017 の様子(公式HPより)




日本企業によるブースは、ドバイに店舗がある紀伊國屋書店がブースを出展していました。
一方、日本関連で目立っていたのは、「キャプテン翼」等の日本のアニメコンテンツ関連のグッズを日本から買い付けて販売しているコーナーや、古い日本のゲーム機(スーパーファミコン等)のゲームを販売しているコーナーでした。
改めて、これらの日本のコンテンツの知名度の高さを認識させられました。

また、UAEの隣国であるサウジアラビアでは、2017年2月16日から18日の3日間で初めてSaudi Comic Conが開催され、約2万2000人が来場しました。
中東の経済の中心といわれるアラブ首長国連邦やサウジアラビアでこういったコミコンのようなイベントが開催され、高い集客を集めていることは、サブカルチャーが中東において重要なエンターテインメントになりつつあるということを象徴しています。

UAEやサウジアラビアをはじめ、GCC(Gulf Cooperation Council, 湾岸協力会議)に加盟している6か国や、その周辺国、一部の北アフリカの国ではアラビア語が共通語として利用されています。
コンテンツをアラビア語に翻訳することで、一つの国のみならず、今後経済成長が予測される中東やアフリカの国々に展開する素地が完成することになります。

弊社では、UAEに駐在するコンサルタントが構築してきたネットワークを活用し、コンテンツの現地展開を希望される企業様に対して、パートナー候補企業の探索や、消費者調査等のサービスを提供しております。
UAEでのコンテンツビジネスの進め方についてご不明な点がありましたら、ぜひお問い合わせください。


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