中東ビジネス最新情報 ・2018年9月29日

UAEでの高血圧に対する認識不足と、官民連携による施策

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高血圧症は放っておくと、腎臓や目の疾患や、骨減少、睡眠障害を引き起こします。慢性疾患は長い年月をかけて少しずつ体を蝕み、突然脳卒中や胸痛、心発作といった入院を伴う大病となります。

今月、米医療保険大手の「Cigna Insurance」はドバイ保健医療局の後援の下、心臓の健康の認知度を高めるための‘Heart Your Heart’プロジェクトを開始しました。
彼らが発表したUAEの医師達の見解では、居住者の半数近くは自身が高血圧のリスクを抱えていることに気付いていないとされており、6人の内1人は高血圧の検査を受けたことがありませんでした。
UAEでは成人の約30%が高血圧を患っていると推測されていますが、高血圧症はサイレントキラーと称される程ほとんど症状が出ない事が、検査を受ける人が少ない要因となっています。
また、85%の人が高血圧は致命的な病気ではないと認識していますが、ドバイ内の死因の約30%は心臓病であり、その数は年々増えているとのことです。

       

2018年第4四半期の計画として、Cigna Insuranceはドバイ保健医療局による医師会と保険のエキスパートを繋ぐセッションプログラムをサポートし、高血圧症に関する最善の診断と治療を行うとしています。
その一環で、まずは10月6日に開かれるランニングイベントで移動診療所を開き高血圧のスクリーニング検査を行います。

こうした民間との連携を始め、UAE政府は健康への啓蒙や対策には力を入れており、特にドバイやアブダビでは「Abu Dhabi Healthcare Strategic Plan」「Dubai Health Strategy 2021」といった具体的なプロジェクトがあります。

ksnコーポレーションでは、UAEのヘルスケア分野に関する市場動向を日頃から調査するとともに、規制内容やそれをクリアするための対応に関する知見も備えております。
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