中東ビジネス最新情報 ・2019年5月17日

2018年にドバイに最も直接投資を行った国はどこでしょう

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私共ksnコーポレーションが提携関係にある、ドバイに対する直接投資の誘致を管轄しているDubai FDI(ドバイの政府機関)は、2018年のドバイへの直接投資の実績に関するレポートを公表しました。
このレポートによると、2018年のドバイに対する直接投資の総額は385億ディルハム(およそ1.1兆円)で、2017年から29.1%の増加となりました。
また、直接投資のプロジェクト数も2018年の実績は523件に達し、昨年の367件を大きく上回る結果となりました。
この直接投資額と件数は両方ともMENA地域(Middle East and North Africa,中東及び北アフリカ地域の略)においてナンバーワンの数値であり、ここからドバイが同地域のハブ、そして一番注目を集めている場所であることが伺えます。
このドバイに対する直接投資実績を国別に見ると、投資額及び投資件数共に、トップはアメリカ合衆国となっております。
アメリカはドバイから地理的には遠く離れていますが積極的にドバイに対する投資を行っており、投資額については全体の37%を占めています。
その他には、隣国のインドが投資額で2位、件数で4位、中国は投資額で3位、件数で5位と存在感を見せる結果となりました。
先日、ドバイモールを運営するEmaarという会社のLeasing Managerと話をした際、ドバイモールに接続する形で現在新たに建設されているDubai Fountain Viewsという複合商業施設の2つのフロアには、中国政府の肝いりで中華街を設置することが決まったという話を聞きました。
このように、各国が万博をにらみ、これを機に中東地域でのプレゼンスを向上させようとしていることが見て取れます。

直接投資額の産業別の内訳については、”Accommodation and Food Service”が46%、次いでNonresidential Building Constructionが15%となっており、2020年に控える万博に向け、ホテルやレストラン、そして建設業が盛り上がりを見せていることが読み取れる結果となりました。
ドバイ万博は来場者の大半が外国人になると想定されているため、飲食や小売業にとっては自分たちの店舗や商品を多くの国々の人々にPRする良いチャンスとなりそうです。

ドバイは油価低迷の影響によって不動産などへの投資が減少し、景気に陰りが見えつつあるとも言われていますが、一方で直接投資の分野ではしっかりと海外からの投資を惹きつけていることが伺えます。

ksnコーポレーションでは、ドバイ政府機関との提携関係の下、UAEやアブダビ政府にも幅広いネットワークを持ち、UAE・中東市場における各種規制の調査から参入戦略の立案、現地パートナー候補のご紹介、政府に対する働きかけのサポートといったご支援をさせて頂いております。
UAEへの進出や販路開拓にご関心をお持ちの企業様がいらっしゃいましたら、是非お気軽にお問合せください。




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