中東ビジネス最新情報 ・2020年1月28日

ドバイの不動産市場は低迷期を乗り越えたのか?

英国の不動産会社であるチェスターストーン社の分析によると、2019年第4四半期まで下落を続けていた住宅販売価格及び賃料水準が下げ止まりを見せているとのことです。
2019年第4四半期の住宅販売価格の下落幅は、アパートメントで2%、ビラ(戸建て)で3%と、過去数年の中で最も低かったのです。

同社は、2019年第4四半期の不動産価格及び賃料水準の下げ止まりは、ドバイの不動産市場に興味を持つ投資家にとって明るいニュースですが、2019年に新規に供給された4万5000戸の住居に加え、2020年にはその倍の9万戸の完成が見込まれていることから、不動産市場が完全に好転するということは困難であるという見方を示しています。

特に賃料や不動産販売価格の下落が顕著に表れているエリアとして、ラグジュアリーな物件が多く揃うJumeirah Village Circleや、高級ビラが立ち並ぶJumeirah Park等が挙げられており、それぞれ9%と8%の不動産価格の下落を記録しています。

前述の通り、2020年に完成する予定の9万戸の住宅が、さらなる過剰供給を引き起こし、不動産価格や賃料のさらなる下落を引き起こす可能性も十分に考えられることから、投資家にとってはどういったエリアのどの物件に投資を行えばよいか、ということについて、より注意深いデューデリジェンスが必要となることが想定されます。

ドバイの不動産市場については、その不況ぶりから、最大手デベロッパーのエマール・プロパティーズ(Emaar)がブルジュ・ハリファの展望デッキを販売に出したり、大手デベロッパーのダマック(Damac)のHussain Sajwani会長が、「ドバイの不動産価格はデベロッパーの開発コストと同等、もしくはコスト以下の水準まで下落してしまっている」との声明を発表したりする等、先行きが不透明な状況が長く続いてしまっている状態です(※Damac社の株価は2019年で38%下落)。

ksnコーポレーションでは、ドバイへの投資を誘致する政府機関であるDubai Foreign Direct Investment(Dubai FDI)との提携のもと、現地の大手企業等と幅広いネットワークを有しています。こうした不況時こそ、投資のチャンスととらえることも可能であり、実際に特定の人気エリアに限れば、不動産市場での想定利回りは6.0%から9.5%と高い水準と言われており、注目を集めています。

弊社では、UAEの現地拠点を活用し、実際の不動産販売事業者へのヒアリング調査や実態把握調査を行ったうえで、日系企業様の投資戦略構築に必要となる情報を提供することが可能です。

弊社のノウハウやネットワークを活かした現地でのビジネスにご興味がございましたら、是非一度お問合せください。

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