中東ビジネス最新情報 ・2018年9月7日

ドバイの製薬産業の状況 -Pharmax社の新工場が稼働開始-

このエントリーをはてなブックマークに追加Array UAEのPharmax Pharmaceuticals社が、ドバイサイエンスパークにて約3,400億USDを投じて建設した工場が稼働を開始しました。

https://www.arabianbusiness.com/healthcare/403192-uae-pharma-firm-begins-production-at-new-34m-dubai-factory
このPharmax Pharmaceuticals社は、UAEの薬品販売大手会社であるAl Ittihad Drug Storeと、モロッコの製薬大手2社(Cooper Pharma and Bottu Pharmaceuticals)の合弁事業としてスタートし、工場の建設は2015年に開始されていました。
現在の製造キャパシティは1日当たり2億粒程度ですが、3-5年後にはこれを8億粒まで増加させる予定とのことです。

製品のメインの市場は当然中東地域となりますが、それに限らず近い将来にはヨーロッパや他のアジア地域、またオーストラリアなどでも販売が開始される予定となっているとのことです。

同社は、循環器病、精神病、神経症、消化器病、高脂血症や糖尿病といった中東地域や先進国において特に顕著な病気の薬を中心に製造するとのことで、既に40名のスタッフを抱えており、来月には更に15名を雇用する予定となっているようです。
CEOのMadhukar Tanna氏は、「今がPharmax Pharmaceuticalsにとって完璧なタイミングと言える。ドバイの国家ビジョンであるDubai 2021において製薬産業は一つのキーセクターとされており、操業にあたっては保健省などからも大変肯定的なサポートを受けた」と語っています。

将来的な予定として同社は工場の拡大も計画しており、既に既存工場の隣接区域に、現在と同程度の規模の土地をおさえているとのことです。

UAEではアルミなどの非鉄金属産業や、石油化学など以外の製造業の存在感が薄いようなイメージを持たれがちで、事実多くの製品を輸入に頼っているのが現状ではありますが、こうした製薬のような先端産業も育ちつつあります。UAEは立地上インドやサウジ、イラン、エジプトなど多くの人口を抱える地域の中心に位置し、またビジネス環境が整っているため、UAEで製造した商品を中東・インドそしてアフリカなどに販売するというビジネスモデル事例が更に多くなるものと考えられます。

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