中東ビジネス最新情報 ・2019年9月9日

ギニアからEGAに対するボーキサイトの輸出が開始

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2019年8月11日、UAEに本拠を置く世界屈指のアルミ精錬企業であるEmirates Global Aluminium(EGA)は、ギニアからEGAに対するボーキサイト鉱石の輸出が始まったことを発表しました。

https://gulfnews.com/business/emirates-global-aluminium-announces-first-exports-of-bauxite-ore-from-guinea-1.65647826

アルミはアルミナから精製されますが、アルミナはボーキサイト鉱石を原料としています。
これまでEGAはアルミナを海外より輸入してアルミを製造していましたが、製造コストを下げるためにアブダビの工業団地KIZADにAl Taweelah alumina refinaryと呼ばれるアルミナ精錬工場を設立し、今年の4月より精錬を開始していました。

そしてこのアルミナ精錬の原料となるボーキサイト鉱石の確保のため、EGAはボーキサイト鉱石を豊富に有するギニアに対して14億ドルを投資してGuinea Alumina Corporation (GAC)を立ち上げ、ボーキサイト鉱石の確保に乗り出していました。
このGACプロジェクトはギニアにとってはグリーンフィールドの分野においては過去40年間で最大の投資案件となり、プロジェクトがフル稼働した後には、ギニアのGDPを5.5%押し上げることが予想されています。

前述の通りEGAは既に世界屈指のアルミ精錬企業ですが、ボーキサイト鉱石からアルミナ、そしてアルミへの全ての工程を抑えたことでコスト競争力が増し、今後ますます勢いを伸ばしていくものと考えられます。
このEGAが主要拠点を置くアブダビ首長国は現在アブダビエコノミックビジョン2030で定められた産業多角化目標の達成を目指しており、今後アブダビがアルミ関連産業の誘致に力を入れていくことは間違いありません。
これは日本企業にとってもビジネスチャンスになり得るものと考えられます。例えば、日本に輸入されるアルミのインゴットを国内で加工するよりも、UAEでアルミを調達し、加工を行ったうえで製品を輸出するということでコストダウンを図れるケースがあるのではないでしょうか。

ksnコーポレーションでは、ドバイ政府機関との提携関係の下、UAEやアブダビ政府にも幅広いネットワークを持ち、UAE・中東市場における各種規制の調査から参入戦略の立案、現地パートナー候補のご紹介、政府に対する働きかけのサポートといったご支援をさせて頂いております。UAEへの進出や販路開拓にご関心をお持ちの企業様がいらっしゃいましたら、是非お気軽にお問合せください。




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