中東ビジネス最新情報 ・2018年9月19日

アブダビ国営石油(ADNOC)タウンの新設~ルワイスとは

このエントリーをはてなブックマークに追加Array 皆さまはUAEのアブダビ首長国にあるルワイスという都市をご存知でしょうか。
アブダビ国際空港から約230km、ドバイ国際空港からは約350km離れたUAE西部の石油化学工業地帯のルワイスは、1970年代より「UAEのエンジン」と呼ばれるほど重要な地域でした。
その理由は、大規模な製油所が立地していることで、ADNOCは2015年にルワイス製油所を世界最大級の製油所(81.7 万 BPD)にまで拡張させました。

               UAE国内におけるルワイスの位置         

ADNOCは2018年5月に主に石油精製など下流部門を対象にした450億ドル(約5兆円)の巨額投資計画を発表しました。
電気自動車の普及などによって後押しされる世界的な「脱石油」のエネルギー転換に対して、本投資計画によって、抜本的な事業改革に動き始めたことが象徴的な内容の計画でしたが、その計画の中に、今後5年間で、ルワイスの施設を大幅に拡張するという内容が含まれていました。
新しく製油所を建設するなど、現在の石油精製能力を65%以上増やし、日量150万バレル以上に引き上げる予定であることを発表しました。

ルワイス製油所の拡張に併せて、ADNOCがルワイスの街の開発に本格的に乗り出しています。
同社は最低でも3,000棟の住宅、18ホールのゴルフ場、スーク(アラブ地域の市場)等を建設し、公共交通機関のルワイスへの拡張も視野に入れることで、アブダビの新たなリモートタウンとして位置付けていくことを明言しています。
また、行政手続きが可能となる役所の設置や、将来的な観光客の誘致を見据えたホテルの建設も行う計画が発表されています。

この様に、ドバイだけではなくアブダビにおいても新たな都市開発が頻繁に行われており、最先端技術を持つ世界中の企業が、製品導入の機会を伺っています。

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