中東ビジネス最新情報 ・2016年12月5日

さらなる単一市場化を進めるGCCとは?

photo 11月22日に、リヤドでGCC経済開発委員会設立のための会議が開かれました。
GCCに加盟する6カ国の首脳が集まり、域内の経済統合推進について議論が行われています。

写真:GCCの会議に臨むムハンマド・ビン・サルマーン皇太子(出展:AFP)
http://www.thenational.ae/opinion/comment/gcc-meeting-in-riyadh-points-the-way-forward
GCC(Gulf Cooperation Council:湾岸協力会議)とは、UAE、サウジアラビア、カタール、バーレーン、クウェート、オマーンの6カ国が加盟する地域協力機構です。
2003年には対外共通関税制度を導入、さらに2008年にはヒト・モノ・カネの移動の自由化を達成した共通市場が発足しました。

こうした経済政策と、元来の文化的同質性から、GCCは人口5,000万人、GDP1,600万ドルの大きな単一市場とみなすことができます。

さらに2005年に発足したGAFTA(Greater Arab Free Trade Area:大アラブ自由貿易地域)では、エジプトやモロッコなども含む中東・北アフリカ地域(MENA)の17カ国間での自由貿易協定が締結されています。

これらの地域に商品を輸出する際には、物流ハブであるUAE(ドバイ)に商品を集め、同国から再輸出を行うことが一般的です。
これにより、関税コストをおさえてMENAの巨大マーケットへのアクセスが可能になります。

今回開催されたGCCの会議でも、原油収益に陰りが見える中、さらなる外国資本の投資を呼び込み地域の成長に繋げるため、各国の金融・経済制度を統合することが議論されています。
こうした流れを受け、中東地域はさらにマーケットとしての魅力を増していくものと考えられます。

ksn Research & Consultingでは、GCCの最新制度も踏まえたうえで、各国の法規制の差を調査し、お客様が中東進出される際の課題整理や対象国検討に有用な情報をご提供しています。
中東地域の法規制に関するご不明点や、ご興味がございましたら、是非一度お問い合わせください。


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